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1968年、京都生まれ。
国際基督教大学大学院修士課程修了、同大学院博士課程前期修了。
書籍の執筆をはじめ、TV・ラジオ出演、雑誌連載、携帯サイトの監修など幅広く活躍中。
・心理占星術研究家・翻訳家
・英国占星術協会正会員
・日本トランスパーソナル学会理事
・平安女学院大学客員教授
『ソウルフルタロット』(説話社)
『鏡リュウジの月が導く魔法の法則』(主婦の友社)
『占星綺想』(青土社)
『星座でわかる運命事典』(ソニーマガジンズ)
『タロット こころの図像学』(河出書房新社)
『神聖ルーン・タロット占術 改訂版』(学習研究社)
『はじめてのタロット』(ホーム社)
『タロット魔法 未来からの伝言』(集英社)
『食の魔法』(オレンジページ)
など多数
タロットというと、未来のことを予言できるツールだと連想する人が多いと思います。実際、タロットの啓示には不思議なほどの力があります。その的中率に顔面そうはくになることもあるでしょう。しかし、それだけではありません。実は、タロットは心理学的なツールとしてもとてもパワフルな効果をもっているのです。
タロットカードを読み解く時は、まず教科書的な「意味」に飛びつかずにカードをじっくり眺め、全体から受ける印象を味わってみましょう。そして浮かんだイメージの中に自分の気持ちと通じ合うものがないかどうか、じっくりと考えてゆくのです。すると、新たな自分の一面、過去のトラウマ、隠されていた恐れ、ひそかな自尊心などが浮かんでくるかもしれません。
また、ソウルフルタロットでは、あえて「正逆」の区別をしていません。正と逆で意味を変えてとらえるよりも、一枚一枚のモチーフにジックリと向き合い、そこから受ける印象を感じること、また、本当の意味でカードが語りかけてくることに耳を澄ますほうがずっと大事だからです。正逆にとらわれていると、暗記した「意味」だけに引きずられてしまうでしょう。
カードは「イメージ」を味わうのがもっとも大切なのです。